2020/12/31 20:18

今年もいよいよ終わりますね。


商品開発で年末年始もあったもんじゃない・・・

ラブわん、製品制作担当のメイソンです。




実は、以前からラブわん では

写真彫刻をしたいと目論んでおりまして、

沢山の試作を繰り返してます。


従来通りの写真彫刻も、

それなりに味があって良いのですが、

せっかくですので、

ラブわん にしか出せない味を追い求めています。



まず、普通とは違う彫刻機を

メーカーさんにお願いして作ってもらいました。

この彫刻機は精度がとても高く、綺麗に彫刻できるので、

試作を作っていても、とても楽しいです。



なので沢山試作しています。

ところで、石彫刻って黒い石が適しているんです。

磨かれた表面の部分が黒く、彫刻して削れた部分が白くなるので、

ちょうど白黒写真みたいになるんです。


そんな訳で、白い石だと彫刻部分が目立たないので

普通の石屋さんはやりません。



でも、私の大好きなスペイン産の大理石ビアンコ・カララは、

白い石なんです。

今回、その白い石でも製品化できるように試作中です。




試作は楽しいんですが、

大変と言えば大変です。



まず、彫刻機の調整が大変です。


同じ種類の石でも結構硬さが違うので、

出力調整がうまくいってないと、

黒すぎたり、白すぎたり・・・



画像データ作りも大変です。

少しの調整ミスでも、一枚の石がダメになってしまいます。



「もう、普通でいいや」

って、何度も放り出そうと思いました(笑



一日中、フォトショップとイラストレターと睨めっこ・・・





で、苦労の甲斐あってか・・・偶然か・・・




こんな感じになりました。

実物は画像よりいい感じで、彫刻って感じがしないんですよ・・・

なぜか、絵画みたいになったんです。

自分で言うのもなんですが、不思議な彫刻です。


焦点が合っている部分とボケている部分の表現が

かなり正確にできるようになり、

彫刻なのに、手前にあるものと奥にあるものが良く区別できるんです。

かなりいい感じに奥行きが表現できるようになりました。




石の写真彫刻って、

普通は下画像のように、ドットでグレーっぽく見せるんですが、







実は、ちょっと特殊な方法で彫刻してるんですが、

なんか、いい感じになりました。


汚く見える線は石の素地です。

これ(下の画像)、ホントに大理石に彫刻したものなんですよ。

自慢はこのくらいにします(笑





もうちょっと完成度を上げて、製品にしたら紹介しますね。









メイソン