2020/12/10 21:39

いつだって、悲しみは突然やってきます。

どんなに覚悟をしていたつもりでも、いざとなれば慌てふためいてしまうものです。


でも、私自身の親族の葬儀の際、段取りがわからずオロオロしていたところ、
葬儀社のスタッフの方に、

「ご家族の方は、段取りはわからないくらいの方がいいんです。
葬儀の段取りをテキパキできるようになるということは、
それだけ不幸が続いたことになってしまいます。
だから、わからなくていいんです。そのために私たちがいるんですから」

と、お声かけしていただいたことがあります。
「なるほどその通りだ」と思うと同時に、目頭が熱くなりました。

ペットちゃんの場合も一緒です。
もう、いざとなるとどうしたらいいかわからなくなってしまうのですが、
「それでいいんだ、わからなくていい、むしろその方がいい」
と思うと、少し落ち着けるものです。


      
              

ただ・・・
それでも、悲しみの中にありながらも、どんな弔い方をするのか?
決めていく必要があります・・・

とても辛いんですが・・・


        




人間の場合だと、法的に問題のない範囲で、
その地方の風習や、亡くなった方の生前の宗教などによって、
弔い方はほぼ決まっているのに対し、


ペットちゃんの場合、ほとんど制約がないので、飼い主さんの方針によって、
弔い方が決まります。
(ワンちゃんは、保健所、保健センター、環境課、あるいはインターネットで
登録抹消手続きが必要です。届出場所は、お住まいの地域によって異なります。
その際、鑑札と予防注射済票の返却も必要になります)


ネットで検索しても、葬儀社のスタッフさんに伺っても、
弔い方は飼い主さんの方針次第、
という案内をされることがほとんどでしょう。


ところが・・・


実は、そこに、ちょっとした問題が潜んでいるかもしれません。


都会にお住まいの方は、それほど気になさらなくても良いと思いますが、
ある程度郊外にお住まいの方、あるいは菩提寺をお持ちの方などは、
ペットちゃんの供養方法について、
菩提寺の住職先生、あるいは年配のご親族に、
それとなく伺っておいた方が、無難な可能性があります。

場合によっては、いただいた提案を参考にしたほうがいいかもしれません。

もちろん、飼い主さんがとても強い信念で「こうやって弔う」
と決めているのであれば、
それで良いと思います。

でも、地方によっては、あるいは菩提寺によっては
後々まで、問題が残るかもしれません。

例えば、ペットちゃんと人間は全く別に弔う、一緒にしてはいけない、
という話はよく聞きます。
また、「ペットの埋葬は、昔は必ずこうした」といった話も聞きます。


そういった風習に反することを 快く思わない年配の方もいらっしゃいます。


そういった地域事情も、「最近は、それほど気にしなくてもよくなった」と感じるのですが、
小心者の私などは、「とはいえ、気になってしまう・・・」というのが正直なところです。


弔いについての地域差や宗教による異差、風習等はタブー的な要素を含んでいるため、
表立って語られることが少ないものです。

ですから知ること自体が難しい。なのに反すれば批判を受けやすい、
とても厄介な問題なので、
それとなく、事前に調査しておくのがオススメです。









このブログの記事(ペットロスの緩和を目指したメモリアルプレート)が

BASE MAGに掲載されました。よかったらご覧くださいませ。



メイソン